UTM SURVEY CALC

UNIVERSAL TRANSVERSE MERCATOR — 測量計算システム
📐 角度:ミル(6400mil/周) 📏 距離:メートル 🗺 座標系:UTM ☀ 天体観測対応
2点間 距離・方位角計算
2点のUTM座標を入力すると、水平距離・方位角(ミル)を算出します。同一UTMゾーン内を前提とします。
POINT A — 起点
📍 既知点
POINT B — 終点
📍 既知点
方位角・距離 → UTM座標
起点UTM座標と方位角(ミル)・距離(m)から終点UTM座標を算出します。
起点 POINT A
📍 既知点
UTM トラバース計算
各測線の入力モードを行ごとに切り替えられます。天体観測・既知方位角・ゼロセット・水平角差・累積角、すべてに対応。垂直角:仰=正、俯=負(mil)。
▶ 出発点(BP)
📍 既知点
出発点(BP)と後方測点(既知座標)の2点から方位角を計算し、第1測線の「方位角直接」モードの値に自動セットします。
※ 後方測点 → 出発点の方位角(出発点から見た後方測点方向)と、出発点 → 後方測点の方位角の両方を算出します。
📍 既知点
— 出発点の座標を入力後、後方測点座標を入力すると自動計算されます
■ トラバース行:測線をつないで座標を引き継ぐ  ■ 放射行:直前の測点から独立した観測(座標を引き継がない)
入力モード: 方位角直接 ゼロセット 後視任意 累積角
# 行タイプ 点名 入力モード 方位角
/後視Hz
モードにより変わる
前視Hz
/偏角
モードにより変わる
垂直角
(mil±)
or 到達点H(m)
斜距離
(m)
器械高
(m)
点視高
(m)
算出方位角
(mil)
水平距離
(m)
ΔE (m) ΔN (m) ΔH (m) Easting (m) Northing (m) 標高 (m)
📐 OL方位角算出(視準方位計算)
末端測点の方位角を基準に、水平角(Hz読み)を加えて各視準方向の方位角を算出します。
既知点座標を入力すると、計算方位角との誤差(方位角誤差)を表示します。
基準測点の座標と既知点の座標を入力すると、逆計算による真方位角との差(方位角誤差)を表示します。
📍 既知点
📍 既知点
# 視準点名 Hz読み (mil) 算出方位角 (mil) 真方位角 (既知点との逆計算) 方位角誤差 (mil)
1
セオドライトを測点に設置・整準する
観測点に三脚を設置し、セオドライト(トランシット)を整準します。
整準とは、気泡管を使って機械を水平にする作業です。
2
求点方向を視準して水平角を 0 ミルにセット
方位角を知りたい目標(求点)の方向に望遠鏡を向け、
水平角を 0.0 mil にセット(ゼロセット)します。
これにより「求点方向 水平角」の入力欄は 0.0 のままでOKです。
💡 ゼロセット以外の値も可:求点を任意の角度に設定してから太陽を観測した場合は、その読み取り値をそのまま「求点方向 水平角」欄に入力してください。
3
遮光フィルターを取り付ける
望遠鏡の接眼部に 太陽観測用遮光フィルター を必ず装着してください。
⚠ 遮光なしで太陽を直視すると失明の危険があります。フィルターなしでの観測は絶対に行わないでください。
4
左縁(左視準)を視準 → 時刻と水平角を記録
望遠鏡を太陽の 左端(左縁) に十字線が接した瞬間に:
記録項目メモ例入力欄
観測時刻(JST)11:28:30左視準 時・分・秒
水平角読み取り値2100.0 mil左視準 水平角
💡 左縁視準のタイミングで正確に時刻を読むのがコツです。アシスタントに秒を読み上げてもらうと便利です。
5
右縁(右視準)を視準 → 時刻と水平角を記録
続けて太陽の 右端(右縁) に十字線が接した瞬間に:
記録項目メモ例入力欄
観測時刻(JST)11:30:15右視準 時・分・秒
水平角読み取り値2130.0 mil右視準 水平角
💡 左→右の順で連続して観測します。観測間隔(約1〜2分)が短いほど精度が上がります。
6
このアプリに入力して計算
入力項目入力する値
観測地点 UTM座標測点のE・N座標
左視準 年月日・時分秒手順④で記録した時刻(JST)
左視準 水平角手順④で読み取った値(mil)
右視準 年月日・時分秒手順⑤で記録した時刻(JST)
右視準 水平角手順⑤で読み取った値(mil)
求点方向 水平角ゼロセットなら 0.0 mil
計算結果として「求点の真北からの方位角(ミル)」が得られます。
左右の乖離量が 5 mil 以内 なら良好な観測です。
20 mil 以上の場合は再観測を検討してください。

★ 北極星観測の手順(夜間)
1
求点を 0 ミルにゼロセット(昼間のうちに実施)
昼間のうちに求点方向を視準してゼロセットしておきます。夜間に再確認してもOKです。
2
北極星(Polaris)を視準 → 時刻と水平角を記録
北斗七星の先端から北極星を見つけ、望遠鏡の十字線を中心に合わせます。
視準した 瞬間の時刻(JST)水平角(mil) を記録します。
💡 北極星は真北から最大約0.7°(約12.4 mil)ずれた位置を回っています。このアプリはその「極方位角 p」を自動計算して補正します。
3
アプリに入力して計算
観測地点のUTM座標・観測時刻(JST)・北極星水平角・求点水平角を入力して計算ボタンを押すだけです。
☀ 太陽観測による方位角決定(時角法)
観測地点(UTM座標)
📍 既知点
— 変換後の緯度経度はここに表示されます
◀ 左視準(太陽左縁)— 観測日時 & 水平角
▶ 右視準(太陽右縁)— 観測日時 & 水平角
求点方向 水平角
★ 北極星観測による方位角決定(時角法)
北極星(Polaris)の水平角と観測時刻から真北方位角を算出し、求点の方位角を決定します。
原理:北極星の時角から極方位角(p)を計算し、観測水平角差により求点の真北方位角を導出します。
観測地点(UTM座標)
📍 既知点
— 変換後の緯度経度はここに表示されます
観測日時(日本標準時 JST)
✓ 日本標準時(JST = UTC+9)で入力してください。UTC変換は自動で行います。
水平角観測値(ミル)
観測概念図
太陽観測(左右視準)
測点 真北 求点 太陽 L R Hz(☀) Hz(P)
北極星観測
測点 真北 求点 p ★Polaris NCP
📋 測量諸元表
演習場ごとの測点データを閲覧・編集できます。測点の追加・修正・削除が可能です。
変更はブラウザ内(セッション中)に保存され、全タブの「📍 既知点」セレクターに即時反映されます。
日出生台演習場
UTMゾーン: バンド:
# 測点名 Easting (m) Northing (m) 標高H (m) 備 考
1行1測点で「測点名,E,N,H,備考」形式で貼り付けてください。H・備考は省略可。
🎯 前方交会法(火光標定器)
各OP(観測所)から未知点への方位角を測定して座標を求めます。
2点:2方位線の直接交点  3〜4点:最小二乗法による最確値
方位角入力モード:
# OP名 E
(m)
N
(m)
H
(m)
後方点&BPL算出
諸元選択または手入力
BPL直接入力
(mil)
前視Az
(直接入力)
前視Hz
(ゼロセット)
算出Az
(mil)
標高計算
VA / 斜距離 / ih / th
現在 0
🔄 平面直角座標系 → 緯度経度 / UTM変換
日本の測量でよく使われる平面直角座標系(X・Y)を緯度経度・UTM座標に変換します。
天体観測の観測地点入力に使用してください。
入力:平面直角座標
※ X=北方向(増で北へ)、Y=東方向(増で東へ)。南・西は負値。
変換結果
— 入力すると自動変換されます
参考:日本平面直角座標系 各系の適用範囲
原点緯度 原点経度 主な適用地域
🌐 緯度経度 → UTM変換
十進度(DD.DDDDDD形式)の緯度経度をUTM座標に変換します。
入力:緯度経度(十進度)
度分秒(DMS)→ 十進度: DD + MM/60 + SS/3600
度分秒 → 十進度 変換補助
変換結果(UTM)
— 入力すると自動変換されます
📄 測量成果表
トラバース計算後に「成果表を生成」ボタンを押してください。
座標成果(左)OL成果(右)を一覧形式で出力します。
📐 測量要図 入力(写真を見ながら手入力)
手書き要図の値を入力すると、全点の E / N / H を計算し、算出点(BP)から目標点への 射向 / 距離 / 俯仰角を自動で出します。
① 既知点(諸元表から選択 or 手入力)
SCP(基準点)
BKAZ(後視点)
② 観測(上から順に追加)
器械点だけ入力すれば、後視点は自動で決まります(SCPなら BKAZ、それ以外なら直前の器械点)。
水平角は「後視からの右回り角度(mil)」。後視=0、時計回りに増加。
Enter で次のセル/最後で「+ 放射」を自動追加。
+ 放射=同じ器械点で続けて測る/→ 次のトラバース=直前の観測点に器械を移す。
📊 要図ビュー(北上、現在の入力から自動描画)点をクリック → その点を器械点にして続行
③ 諸元算出(BP→目標)
UTM 座標系 解説

UTM(Universal Transverse Mercator)は、世界を経度6°ごと60のゾーンに分割し、各ゾーン内でメートル単位の直角座標(Easting / Northing)を用いる投影座標系です。

UTM 座標の構成
■ ゾーン番号(1〜60):経度6°ごとのゾーン。日本本土は 51〜54帯。
■ 緯度帯(C〜X):緯度8°ごとの帯。日本本土は S〜U帯。
■ Easting(東距):ゾーン中央子午線を 500,000m として東方向の距離。
■ Northing(北距):赤道を 0(北半球)または 10,000,000m(南半球)として北方向の距離。
地域 ゾーン 緯度帯
北海道54T〜U
東北・関東54S
中部・近畿53〜54S
九州・沖縄52〜53R〜S

角度単位:ミル(NATO式)
本システムの角度単位は ミル(mil) を使用します。
NATO標準では 1周 = 6400 mil と定義。

主要方位:
北(N)= 0 mil   東(E)= 1600 mil   南(S)= 3200 mil   西(W)= 4800 mil

換算:度 × 6400 / 360 = mil / mil × 360 / 6400 = 度
注意: 異なるUTMゾーン間での計算は、座標系が異なるため精度が大きく低下します。距離・方位角の計算は同一ゾーン内でのみ使用してください。